start global navi.

グローバルメニューここまでです。

水位制御における四位置制御の優位性

ボイラ本体の過熱保護と蒸気品質(蒸気の乾き度)を維持するには、本体の水位制御を燃焼負荷に応じて変更する必要があります。
このことは、当社製品に限らず、多管式貫流ボイラ構造を採用している全てのボイラに該当します。

発停損失による運転効率低下を防止するために、三位置制御で低燃焼負荷を50%から20%とした場合、低燃焼の適正水位から高燃焼の適正水位に到達するまでに、蒸気品質が低下する領域を通過することになります。(図2)

四位置制御では、中燃焼負荷をもうけることで燃焼負荷に応じた適切な水位制御を連続的に行なえるとともに、燃焼負荷の変化量が減少し蒸気圧力の変動も少なくなります。(図1)

さらに、ボイラの実運転効率は、100%負荷(高燃焼)よりも60~70%負荷の方が高くなります。(一般の機械設備でも、フルロードより60~80%運転の方が効率の良いことは周知されている通りです。)
多缶設置で台数制御する場合、中燃焼で運転するボイラ台数をできるだけ多くすることにより、ボイラプラント全体の運転効率をより高く維持するとともに、水位移行時の変動幅も少なくなり、蒸気品質をより高めることが可能となります。

technology

TOPへ戻る